汗と汁

f:id:vasat:20160518182941j:plain
最近電車でよく見るこのイラスト。 ワキ汗(多汗症)の治療をお医者さんに相談しましょう、という啓発のポスターのようです。 

実は最初見たときにワキ汁?! なんて表現しとんのやー! と盛大に空目してました。。 

何度か見かえすうちに「あ…ワキ汗か…そうだよね、ワキ汗だよね。ワキ汁(じる)なんて書かないよね、あー恥ずかしい。誰かに言わなくてよかった」と自分で気付きました(笑)

 と前置きはさておき、汁と汗みたく似た漢字って多いですよね。 有名どころでは 
幸と辛 
とか 他にも
未と末 
とか 
稚と椎 
とか
いろいろありますね(^^) 

「漢字ウォーリーを探せ」で検索すると、目が痛くなるような漢字の羅列を見ることができます。三葉のクローバーの中から、四葉を見つけるような。 

 漢字って面白いですね♪ 

好きです。 

今回のワキ汗の例は、私のおバカな空目でした(普通の人は99.9パーセントワキ汗、とすぐ認識してたと思います)。

 が、普通じゃない漢字の使い方をしたり、漢字の使い方の工夫次第では、計算して人の目を惹き付けることも可能だなぁ、と失敗から学んだ事例でした。 

それにしても「ワキ汗」って絶妙な表記ですね。 

◯脇汗 (字面から連想するモワッと具合!強烈です。これ吊り広告にどーんとあったらやだなぁ。) 

◯脇あせ (汗をひらがなにすると脇のイメージだけ強調されて、ふわっとする漢字)
 
◯ワキアセ (もうなにがなにやら。。タキアワセやらシアワセと空目しそう。)

 ◯わきあせ (ひらがなも、ああ、脇 汗 か、と認識するのにタイムラグがある。)

 ◯脇アセ (汗、ひらがなバージョンと同じく、脇だけが強調されてしまう)

 ⚫️ワキ汗 来ましたよー!やはりコレ。 字面も漢字で脇と書くより爽やか(笑)マイルドになってますね。 

ワキ汗「脇」から出る「汗」なのだから、やっぱり主役は汗→汗を漢字にする。っていうのは理屈として合ってそう。 

漢字って一文字にイメージがぎゅっと詰まってるから、脳内にイメージが再生される速度が早い気がする。 ひらがなで 「かえる」 と書いてあったら 「蛙」なのか「帰る」なのか「替える」なのか「買える」なのかはたまた「孵る」なのか前後の文脈がないと判断つきません。 

でも漢字で書くと、すぐにイメージが想起される。 

だから、今回のワキ汗という表記に関しても 、その表記から

 汗だよ汗。 手汗とか頭の汗とか脂汗とか冷や汗とか、いろいろあるけど、今回はワキから出るアレの話だから。 

と言ってるように思えたり(笑) 

「ワキ汗」という表記を見るたびに、勝手に妄想するのでした。

 あっ、冷や汗と冷や汁もぱっと見似てますね。

暑くなってくると、冷や汁が美味しいですよね〜。 

えっ?話題が飛びすぎ?何言ってるのかわけわかんない? 

あっ…なんか冷や汗が出てきた。(終)