やがて、いのちに変わるもの。
に、日々助けられています。
塩分制限が1日7g。これだけだと、かなり薄味で、味気ない。
この世にお酢があって良かったと私は思った。
少ない塩分でも、しっかり旨味が感じられる。
例えば
胡麻和えにも砂糖、醤油を減らして酢を入れる。
煮浸しにも砂糖、醤油、みりんを減らして酢を入れる。
煮物にも…
味噌炒めにも…
マリネにも…
と、酢を足すと塩や、砂糖の使用量が減らせるのでした。
もともと酸っぱいものは好きだったけれど、減塩をきっかけにお酢のヘビーユーザーになった。
さて、この間久しぶりにコンビニのおにぎりを買った。
具は紅鮭。食べて驚いたのが、鮭の塩辛さ。入院~自炊野菜食に変えてから、自分の味覚がだいぶ変わったのだなぁと実感。
市販のサラダのドレッシングが濃く感じたり。
チーズちくわを食べてみれば、いつもより味が濃いと感じたり。
世の中の加工品には塩分が多く含まれているんだなぁと、舌で感じました。
表題に戻ると、『やがて、いのちに変わるもの』って、やっぱりいいコピー。
このキャッチコピーばかりが世間では有名だけど、ボディコピーもグッとくる暖かいコピーです。
「人が泣いています。人が笑っています。
人と人が出会い、人と人が恋をし、結ばれ、子供が生まれ、育ち、ふたたび新しいドラマが始まってゆく。
人は歌い、人は走り、人は飛び、人は踊り、絵を描き、音楽を生み、壮大な映像をつむぎ出す。
食べものとは、そんなすばらしい人間の一日一日を作っている。
こんこんと湧き出す、いのちのもとをつくっているのですね。
私たちがいつも胸に刻み、大切にしているのは、その想いです。
どこよりも安全なものを。
どこよりも安心で、健康で、おいしいものを。
やがて、いのちに変わるもの。
ミツカン」
(引用:幸福を見つめるコピー35頁)
あーやっぱり岩崎俊一さんのコピー、好きだ。
読む人には、誠実な企業姿勢を感じさせるだろうし、働いてる方は、これ、誇りに感じますよね。きっと。自分は「やがて、いのちに変わるものをつくってるんだ」って。
難しい言葉はひとつも使っていないのに、ハッとさせられたり、ほっこりさせられたり。
岩崎さんはこの世にもう、いらっしゃらないですが、岩崎さんの言葉はずっと残っていて。
表題の『やがて、いのちに変わるもの』は、今でも、ミツカンの商品に印刷されていて、そこに岩崎さんは、いるんですねぇ。
自分がこの世から去っても、残る言葉。
そういう言葉を探し出せるひとに、少しでも近づきたいと、思いながら、このブログを書くのでした。